テディベアとは(2)テディベアの歴史について2

さて、テディベアが生まれた後のことを、
少々乱暴ではありますがざっとまとめてみたいと思います。

第一次世界大戦の影響で、ドイツからのベアの輸入が
禁止されたイギリスでは、以降、独自のぬいぐるみ産業が勃興します。
1920〜30年代にかけて急成長し、
チーキーで有名なメリーソート社もこの頃に伸びて来た会社です。

その後、第二次世界大戦が起こると、
軍需優先となって原材料が配給制になったり、
粗悪な材料しか手に入らなかったりと不遇な時代となりました。

戦後、落ち着いてくると
1955年にイギリスで、
ウェンディ・ボストン社が、はじめて
スクリュー式の目玉とフォームラバーの詰め物を使った
ジョイントの無い洗えるベアを作ります。
今日よく見るぬいぐるみスタイルですね。

以降、イギリスでは、より丈夫で安全な玩具のための
安全基準法が施行され、すべてのテディベアが
ロックイン式のプラスティックの目玉となります。
という訳で、現在販売されているチーキーの目玉も
プラスティックなんですよ。
目玉についてはどう安全なのか、また後の機会に説明しますね。

さて、1960年代に入るとテレビや映画が影響を及ぼして
それらに出てくるクマのキャラクターの関連商品としての
クマのぬいぐるみが多く作られる様になります。

1970年代にかけて東アジアから
安いクマのぬいぐるみが入ってくる様になると、
アメリカのメーカーでは製造コストの割安な
海外生産品を流通させる様になります。
シュタイフでもジョイントのないマスコット的なものを
一時期中国で生産していましたから。
この辺りからジョイント式のテディベアより
ジョイントの無い方が増えていったのかもしれませんねえ。

テディベアのメーカーがそのような動きになっていった
1970年代の初頭に、
アメリカの人形作家の間にベアアートというコンセプトが生まれます。
個人でテディベアを作る人々ですね。
「ベア アーティスト」という言葉が初めて使われたのは
1981年のアメリカ「ドールリーダー」誌でした。

テディベアが生まれてやっと100年が過ぎ、
テディベア作家と呼ばれる人々が生まれて、ほんの40年です。

まだまだ新しいベアの歴史を
大事に育てていけたらいいですね。


さて、では次回はそのベア作家と作家ベアがどんなモノでドコで会えるか
書いてみます。
その後はテディベアそのものを解剖していきますね〜。
画像を用意せねば!

【一口メモ】
チーキー

「Cheeky/生意気そう」が名前の由来と言われるメリーソート社のテディベア。
写真はウチにいるパンキッシュヘッドという頭にポヤポやのついたタイプの子です。
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by karipuries | 2009-01-22 07:42 | テディベアとは。


兼業ゆるゆる作家じぶのすけのテディベア作り等の日記


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